op.1

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批評

批評と経済(批評覚書4)

3月30日朝日新聞be。吉増剛造。「出版社や新聞は何行で書いてくれと注文してくるけど、そんな文化産業のシステムも打ち破っていかないといけない。売れるかどうかなんて関係ないのよ。かすみを相手にしてきた詩人の責任感みたいなものだよね」。批評家も、そ…

〈劇場〉の存在証明(批評覚書3)

劇場が、娯楽以上の、機能を、持つことは、自明でない。劇場は、「本当のこと」を、教えてくれる「場」。それは、私たちにとって、必要な「装置」。劇場を一つ、なくすことは、思考の基盤を、一つ、奪われること。私たちは、〈劇場〉の存在を、証明し続ける…

「何」をめぐって(批評覚書2)

熊川「(メンバーの)循環が激しいとすればやはり僕のジャッジが厳しいからだと思います。…しかし自分とバレエとの関わり方において僕は嘘をつきたくない。そのダンサーがトップに立つことができる人間かどうかというジャッジはぶれずに厳しくやってきたつもり…

「創造は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき」(批評覚書1)

www.world-arts.com >RT ‘The first exhibition, “Creation Is a Solitary Pursuit, Love Is What Brings You Closer to Art,”’「創造は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき」— unamateur (@amachan_taste) September 1, 2017 草間があのように描く…

文芸時評「文体とは何か」(磯﨑憲一郎、朝日新聞)

5月30日の、朝日新聞(朝刊)より。 木曜の朝日新聞「文芸時評」は、「文体とは何か」と題して、純文学とエンタメの違いを切り口にしていた(磯﨑憲一郎)。文体とは、「ただひたすらに、目の前の一文の、語の選択と配置という問題なのだ。そしてその選択の基…