2017-01-01から1年間の記事一覧
──シューベルトに 11月9日、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(Gewandhausorchester)のコンサートに足を運んだ(横浜みなとみらいホール)。指揮は、名誉カペルマイスター(楽長)のヘルベルト・ブロムシュテット(Herbert Blomstedt)。札幌、横浜…
2017年11月6日の The New York Times(International Edtion)から。 昨日のNYT(国際版)は、ボルゲーゼ美術館の「ベルニーニ」展を紹介。《アポロとダフネ》ほか、約60作品が一堂に会し、キュレーターの一人、アンナ・コリヴァ館長は「これほど大規模なベル…
私たちは愛によろこびを感じようとし、 私たちは愛によってだけ生きる。──パパゲーノ、パミーナ 9月27日、バイエルン国立歌劇場(Bayerische Staatsoper)来日公演《魔笛》を鑑賞した。アウグスト・エヴァーディング(August Everding)版(1978年、2004年改…
7月19日、デトロイト交響楽団(Detroit Symphony Orchestra)のコンサートに足を運んだ。指揮は、音楽監督のレナード・スラットキン(Leonard Slatkin/2008-)。日本、中国をめぐるアジア・ツアーの一環で、当時音楽監督だった、ネーメ・ヤルヴィとの初来日…
7月9日、上野の東京文化会館で、イングリッシュ・ナショナル・バレエ(English National Ballet)の来日公演、《コッペリア》を鑑賞した。音楽はレオ・ドリーブで、マリウス・プティパに基づく、ロナルド・ハインド版(全3幕)。プログラムでハインド(Ronal…
7月某日、イングリッシュ・ナショナル・バレエ(English National Ballet)の来日公演(《コッペリア》/《海賊》)を前に、同バレエ団が、2014年、ロンドンで行った《海賊》公演を、ディスクで鑑賞した。マリウス・プティパ、コンスタンチン・セルゲイエフ…
3月10日、パリ・オペラ座バレエ(Ballet de l'Opéra national de Paris)の来日公演、《グラン・ガラ》を鑑賞した。《ラ・シルフィード》に続く二つ目(後半)のプログラムで、会場は同じく東京文化会館。トリプル・ビルの構成となっており、作品は、初演の…
5月某日、サイモン・ラトル(Simon Rattle)指揮、ロンドン交響楽団(London Symphony Orchestra)による、マーラーの交響曲第6番《悲劇的》を、YouTubeで聴いた。楽団が4月24日に公開したもので、1月19日、バービカン・センターでのコンサートの様子を収め…
5月18日、フィルハーモニア管弦楽団(Philharmonia Orchestra)のコンサートに足を運んだ(東京オペラシティ コンサートホール)。同楽団は、ロンドンの、英国を代表する世界的なオーケストラ。首席指揮者で、アーティスティック・アドバイザーのエサ=ペッ…
神奈川フィルの「シーズン演奏会のご案内(2017/2018)」という小冊子をみていると、冒頭に掲げられた、小泉和裕(特別客演指揮者)のあいさつに目がとまった。 「クラシック音楽は単なるエンターテインメントではありませんので、コンサートホールで聴いて…
4月22日、フィンランド国立バレエ(Finnish National Ballet)の来日公演に足を運んだ。同国唯一のバレエ団で、初来日だという。会場はBunkamuraオーチャードホール。初日。公演は二部に分かれており、第1部は、5演目からなる「北欧バレエ・ガラ」、第2部は…
4月8日、神奈川フィルハーモニー管弦楽団(Kanagawa Philharmonic Orchestra)の定期演奏会を聴いた(横浜みなとみらいホール)。指揮は、常任指揮者の川瀬賢太郎。2017/2018シーズンの開幕公演で、両者は、4年目のシーズンを迎える。 このコンサートに足を…
3月18日、神奈川県民ホールで、川瀬賢太郎指揮、神奈川フィルハーモニー管弦楽団(Kanagawa Philharmonic Orchestra)による、モーツァルト作曲《魔笛》を鑑賞した(神奈川県民ホール・オペラ・シリーズ2017)。全2幕。演出・装置・照明・衣裳は勅使川原三郎…
3月4日、パリ・オペラ座バレエ(Ballet de l'Opéra national de Paris)、3年ぶりの来日公演に足を運んだ(東京文化会館)。演目は、ピエール・ラコット版《ラ・シルフィード》(全二幕)。1832年、パリ・オペラ座で初演された、フィリッポ・タリオーニによ…
二月某日、パリ・オペラ座バレエの《ラ・シルフィード》をディスクで観た。ピエール・ラコット版。ラ・シルフィードをオーレリ・デュポン(Aurélie Dupont)、ジェイムズをマチュー・ガニオ(Mathieu Ganio)が踊った。2004年7月収録。ダンサーを中心に感想…
2月23日、東京バレエ団の《ウィンター・ガラ》を鑑賞した。トリプル・ビルのガラ公演。会場は、Bunkamura オーチャードホール。上演順に感想を述べていこう。 ●「中国の不思議な役人」(振付:モーリス・ベジャール 音楽:ベラ・バルトーク) 音楽は録音が使…
二月某日、谷崎潤一郎(1886-1965)の『異端者の悲しみ』を読んだ。大正六年(1917年)七月、中央公論誌上に発表された作品だという。 新潮文庫で読んだ。 間室章三郎。彼は東京帝国大学の文科に籍を置く学生だ。東京生まれで、25、6歳とされる。学校にはほ…
1月3日、キエフ・バレエ(Kyiv Ballet タラス・シェフチェンコ記念ウクライナ国立バレエ)来日公演の初日、「新春特別バレエ」(Ballet Gala in New Year)を鑑賞した。会場は東京国際フォーラム ホールA。《パキータ》、《白鳥の湖》、《眠りの森の美女》…